地域枠医学生実習報告会
2014.09.11
先日当院に実習にお越しいただいた、福澤さん、廣谷さんの実習報告会が9月19日(金)鹿児島大学医学部であり、聴講に伺いました。
その中で当院で取り組んでいる在宅医療連携拠点事業が当院を含め3カ所しかなく先進的な取り組みをしていることや、大泊診療所上村先生の訪問診療にも同行され、家にいることで体調が落ち着いて穏やかな雰囲気の患者様、家族を見るとこちらもうれしい気持ちになり、家はいいな。地域医療に訪問診療は欠かせないなという印象を持たれ、在宅医療に地域の魅力を感じたと発表されました。
当日引率された根路銘先生からは、南隅地区は少ない医療資源で病院と診療所がうまく連携できており、2025年の先をいっている地域であるという講評を頂きました。
他、離島に実習に行かれた学生さんからは、医師不足により内科・外科に関係なくとにかく患者様が診療しに来られる、島民が少なくなっているため薬の消費期限が切れやすく、その分経済負担になりやすいなど離島ならではの問題もあるとの発表された学生さんもいらっしゃいました。
報告会の最後に出水地区で実習生を受け入れた医師より「患者様と他愛のない話ができる医者になりなさい」という言葉が印象に残りました。