令和7年新年の御挨拶
2025.01.27
皆様、あけましておめでとうございます。お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。穏やかなお正月を過ごされたことでしょう。昨年2024年のお正月は、石川県能登地方を震源とする地震が1日午後に発生し、同県輪島市と志賀町で震度7を観測しました。石川、富山、新潟、山形県など広い範囲に津波が到達し、多数の被害が発生しました。また、翌日には東京・羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁機が衝突、炎上しました。海保機の乗員5人が死亡し、機長が重傷を負うという衝撃的な事故がありました。
地震の被害は大きく、復興に時間がかかっているようです。原因としては地形的な問題があるようです。半島という地形は災害時に孤立しやすく、復興にも時間がかかります。報道であるように国道249号の開通がほぼ1年かかかっています。大隅半島でも同じようなことが起きると考えられます。実際、台風6号の影響で鹿屋吾平佐多線が通行止めになり、不便を感じられたことでしょう。私も訪問診療の際に不便を感じたところでした。
現在、当院院内防災委員会で、災害対策について進めているところです。災害対策はここまでやれば大丈夫といった、正解がないので続けることが大事になるでしょう。個人でも対策を進める必要があります。
当院の病院再整備建築工事につきましては、着々と進んできています。しかしながら、資材の高騰、物価上昇、人件費の高騰があり、9月26日に行われた建築工事にかかわる一般競争入札では予定価格超過による不落となりました。周りを見渡しますと9月27日に鹿児島県は、鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に計画する新総合体育館事業で、応札者がいない「不調」となったと発表しています。建築工事における価格上昇は予想以上のものがある状態です。その中で、予定価格の設定は変更しましたが、再度入札が12月26日に行われ、無事、落札候補者が決定しました。いよいよ建築に進むことができそうです。しかしながら、困難に直面することが多数あると思われます。一つ一つを協力し、コミュニケーションを密にとり、アイデアを出し合いながら乗り越えていこうと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。
院長 西田 卓爾