肝属郡医師会立病院

肝属郡医師会立病院は地域の基幹病院として皆様に信頼される病院であるように努めています。

TEL.0994-22-3111

お問い合わせ

新着情報

カテゴリー

アーカイブ

お知らせ一覧

令和6年新年の御挨拶

2024.01.01

皆様、あけましておめでとうございます。皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

2023年を振り返りますと、スポーツの世界では、3月に野球がWBCで世界一になったこと、9月に日本バスケチームが自力での五輪出場権獲得、11月のプロ野球では、阪神タイガースの38年ぶりの「アレ」(優勝)で盛り上がりました。また、将棋の王座戦で藤井七冠がタイトル奪取し、史上初の八冠達成した話題などありましたが、ロシアの軍事侵攻が解決しないうちに、イスラエルとパレスチナの軍事衝突は衝撃でした。早く解決してほしいものです。

鹿児島県においては国体が開催されました。町の自転車競技場で行われたトラック競技とロードレースがあり、当院からも医療班と立哨ボランティアとして参加しました。ご苦労様でした。私はインターネットでの配信を見ながら応援し院内で待機していました。皆さん大きなけがもなくホッとしました。

当院はどうだったかといいますと、やはり新型コロナウイルス感染症に振り回されました。2022年年末から続いてはいましたが、1月2日にそれまで4名入院していたコロナ患者さんが10名になり、15名になりアウトブレイクし、2月初旬まで続きました。1月27日に新型コロナ感染症を5類に下げると政府から発表があり、対応に右往左往しました。それから長年4病棟で運営していた所を、3病棟へ編成しなおし、勤務体制の変更を行いました。大きな決断でしたが、新病院へ向けた新たな体制整備と考えています。昨年1年間、皆さんと協力し合いながら仕事を進めることができたことに深く感謝しています。

さてその新病院建設計画ですが、いよいよ建設工事などにかかる概算費用、医療機器、什器備品整備にかかる概算費用、医療情報システム整備にかかる概算費用が提示されました。(原稿を書いている時点でははっきりしていませんが)現在の物価上昇、為替変動など考慮すると、当初の予算より増額していることは容易に予想されます。検討課題がより具体的になって、より真剣に取り組まなければならない時期になってまいりました。たくさんコミュニケーションをとり、チームワークで乗り越えなければならないと思います。

今後、人口減少は避けられないので病院の規模を縮小することは当然と考えます。しかしながら、どのような形になっても、この地域によりよい医療を提供するという信念は、ぶれずに突き進んでいこうと思います。皆さんで協力して乗り切りましょう。

 

 院長 西田 卓爾

Return to Top ▲Return to Top ▲