知って得する薬の話

薬の服用時水分量の重要性について

薬を服用するときには、心不全や腎障害などで水分制限を受けている患者様を除いて、一般にコップ1杯、すなわち約180mlの水が必要であるといわれています。
若い人でも錠剤やカプセル剤を少量の水で服用すると、薬が食道に滞留することがあり、長時間これらの錠剤(カプセル剤は特にひっかかりやすい)が食道に留まっていることに患者様が気付かないこともあります。
この結果として薬剤によっては、食道粘膜損傷による食道潰瘍の発生という重大な副作用を引き起こしたり、薬によっては薬の効き目が弱くなるとの報告もあります。
また、特に高齢の患者様では、薬がのどにひっかかりやすいので気を付けて下さい。
たかがコップ水1杯。されどコップ水1杯。患者様におかれましては、コップ1杯以上の水での服用をお願いします。

※添付文書に、多めの水での服用を義務づけている薬剤(当院採用薬)
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