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当院は昭和５６年（１９８１年）に肝属郡医師会が、高齢・過疎化によってもたらされる地域医療崩壊の危機を回避する目的で開設しました。また、医師会会員機関と一体となった医療保健事業、研修活動の施設として機能させ、地域の医療保健レベルの向上に寄与させることが第二の目的としてありました。

開設以来、医師会会員、行政と緊密な連携をとり社会の変化に対応してきました。とりわけ、人口減少・高齢化に伴う経済構造の変化は著しくみられました。その中で医療機器、医療内容の整備、鹿児島大学病院を含め他機関からの専門医の派遣、院内外での職員の研修・教育など、常に医療と医療人の質の向上に努めつつ、地域住民の疾病治療はもちろんのこと、保健予防医学に渡る幅広い健康管理に努めて参りました。

今後もこれまでの実績をもとに、医療・保健・福祉の拠点施設として、医学医療の進歩への挑戦、医の倫理の確立と実践、生活習慣病を考えた地域住民の健康づくり、関係機関との緊密な連携などのそれぞれの課題に積極的に取り組み、「健康で暮らしやすい地域づくり」を目標に邁進して参ります。

肝属郡医師会立病院
院長 西田　卓爾